いざエンディングノートを書こうとすると、「まだ元気だし」「今書かなくても・・」と筆をなかなかとらなかったりしませんか?
皆さんはエンディングノートをいつ、どのタイミングで書き始めているのでしょう?
今回はエンディングノートは何歳から書くべきか、書き始めるきっかけをご紹介します。
目次
エンディングノートは何歳から?
エンディングノートを書き始める年代は50代もしくは60代が多いです。
そこには体力・気力・思考力などが関係しており、衰えないうちにということですね。
また、定年を迎え、第二の人生が始めることも大きいですね。
勤めを終えたタイミングで、エンディングノートを書き始めることは自分の人生を振り返る意味でも効果的です。
何歳からというルールはない
では70代・80代以上から書き始めるのが遅いのかというと、そんなこともありません。
エンディングノートはいつでも書き出してもらってかまいません。
つまり、書き始めるのに決まった年代はないということです。
実際に、今では自然災害が多くなり「いつ何時どうなるのかがわからない」という考えから20代~30代の方も書く人が増えています。
要するに書きたいと思った時に書き始めてみるのが良いということですね。
書き始めるきっかけ
エンディングノートは書き始める年齢は人によって様々ですが、とある出来事が転機となって書き始める人が多いです。
ここではいくつかそのきっかけをご紹介します。
入院した
ある日突然倒れて入院した時、非常に不安になりますよね。
「これまで元気であったのに。これからも元気であると思っていた」という想いから「いつどうなるかわからない」と考えればノートを書いておくにこしたことはありません。
家族も突然の病での入院にびっくりすると同時に「もしものことがあったらどうしよう」と非常に不安を感じます。
ノートがあればこれからも別の病に倒れた時などでも安心です。
入院とまではいかずとも、
- 最近体力が落ちてきた
- 何もないところでつまづく回数が増えた
- 物忘れが多くなったような気がする
など、自分の変化を感じた時がきっかけの一つです。
残念ながら衰えは誰にでもありますので元気のうちに書いておくことは大切です。
配偶者に先立たれた
例えば配偶者の葬儀で「全く勝手がわからないまま淡々と済んでしまった」と感じたとしたら。
「何かしてほしいことはなかったのだろうか」と後悔してしまった時。
その想いを自分が何かあった時に残された家族にしてほしくありませんよね。
配偶者がどのような葬儀を望んでいたかは知ることはできませんが、「自分の時はこうしてほしい」という生まれた思いをノートに書くことはできます。
「できれば自分の時は仲の良いご近所のお友達は呼んでほしい」と書いておくだけで残された家族に伝わります。
ノートがあることで残された家族が後々、「何もしてあげられなかった」という想いを抱くことはなくなるでしょう。
子供のために
子供と二人暮らしの方は何よりも残される子供が心配なのは言うまでもありません。
親に何かあった時に独りの子供が何もわからずに慌てるのは目に見えています。
意外に子供は親の大切な物の場所を知らなかったり、親の資産を知らなかったり、親の交友関係には疎いものです。
ここでノートがあれば親子の両方が安心できますよね。
仕事を定年退職した
定年退職をすると仕事に充てていた時間が自分の時間になります。
その時間を活かして書き始める方も。
時間がたくさんあるので、少しずつ過去を振り返り、これからの未来も吟味しながら書くことができます。
両親を亡くした(若い人)
両親を亡くした方は、
「どのように送ったらよかったのだろう」
「何をしてあげたら喜んだだろう」
と後から思ってしまうもの。
そんな思いを知っているからこそ、両親を亡くした方の中には30代・40代からエンディングノートを書く人もいます。
ノートは何度も書き直しができるので、年齢を重ねて考えと状況が変われば書き直せばいいのです。
まとめ
今回はエンディングノートを何歳で書くのか、書き始めるきっかけを紹介しました。
エンディングノートを書き始める年代は時間と気力・体力の観点から『50代もしくは60歳代から』が多いですが、始める年代はいつでもかまいません。
むしろきっかけが背中を押しています。
- 肉体的・精神的に衰えてきたので元気のうちに
- 配偶者を失い、自分や子供への心配が増したので
- 考えて書く時間的余裕ができたので
- 両親を亡くして配偶者や子供の為に書きたくなったので
- 天災が起きたらと心配になったので
などきっかけは人によって様々です。
「まだ早いか」と悩んでいるのであれば、間違いなく書き始めたほうが良い、と言えます。
いつノートが必要になるかわかりません。
思い立ったが吉日でエンディングノートの筆を執ることをお勧めします。
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