終活をするメリット・デメリット!家族の負担を減らすためにも

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「終活」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

 

長寿化、核家族化、死に対するタブー視の希薄化など様々な影響を受け、終活はますます広がりを見せつつあります。

 

ところで終活を行うと、どのような効果があるのでしょうか。

 

プラスの効果とマイナスの効果、両方が考えられるでしょう。

 

ここでは、終活をするメリット・デメリットについてお伝えいたします。

終活をするメリット

いざというときのために備えられる

終活は、葬儀やお墓など死後のことだけを考えるものではありません。

 

たとえば介護を受ける準備をしておくことも、終活のひとつです。

 

事故や病気で突然身体が不自由になってしまったとき、近隣の介護施設や訪問介護サービス業者のことを知っておいたり、介護保険制度の手続きについて理解しておいたりすれば、慌てることも少なくなります。

 

また、意識不明になるような急病を患ってしまったとき、自分のアレルギーや病気の治療歴などをまとめておけば、治療や入院手続きがスムーズに行われることに繋がります。

 

いざというときに備えるという意味で、臓器移植や延命治療に対する希望を明らかにしておくことも終活のひとつです。

 

家族の負担を減らせる

自分の死後、残された方は葬儀から始まり色々な対応をしなければなりません。

 

色々な対応とは、

  • お墓
  • 法事
  • 銀行口座凍結の解除
  • 遺品整理
  • 相続
  • 税金
  • 保険
  • 各種給付金
  • 各種名義変更

などがあります。

 

終活の中で、出来る限りの準備や整理をしておくことで残される方の負担が減らせることに繋がります。

 

たとえば生きているうちにお墓の準備をしておけば、葬儀後に残された方がお墓を探す負担がなくなりますし、お墓の購入費用も負担せずに済みます。

 

相続トラブルの回避

遺産をどう分けるか、どう相続するかについて検討し、場合によっては必要な手続きをしておくことも終活でよく行われる項目です。

 

テレビドラマでもしばしば題材にされるように、遺産相続が家族や親族間における揉め事の原因となることは世の中で多々あります。

 

これを避けるために、残される方々に対して出来る限りの配慮をしつつ、相続について考え対策をしておきます。

 

また、終活をきっかけに家族や親族と話し合う時間を持ち、お互いに理解を深めておくことも相続トラブル回避の有効な方法です。

 

物理的・心理的に軽くなる

終活はどちらかと言いますと、利己的な考えよりも、残される方々に対する配慮から行われることが多いのが実状です。

 

しかし、結果的に終活を行った自分自身も色々な意味で身軽になったと感じる方が多いようです。

 

たとえば終活として行う不用品の処分は、物理的に身軽になることに通じます。

 

また、終活によって葬儀や相続など分からないことへの心配や不安が解消されることは、心理的に身軽になることに繋がっていきます。

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終活をするデメリット

不安感や絶望感を味わう方もいる

終活は自分の生の終わりを意識することでもあります。

 

今まで深く考えることのなかった自分の死や、死後の世界などについて強烈な不安に襲われてしまう方もいます。

 

また、終活では自分が所有している財産の把握や収支の将来予想も取り組まれることの多い項目です。

 

しかし財産の把握や収支予想をした結果、想像していた今後のライフプランに対応出来るだけの財産、金銭的余裕が全くないことが分かり絶望してしまう可能性もあります。

 

これは見方を変えれば少しでも早い時点で、現状が解って良かったと考えることも出来るわけですが、そう受け止めることが難しい方もいるのです。

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家族や親族間で不和が生じる可能性がある

相続対策をすることは、基本的に相続に関するトラブルの防止につながります。

 

特に相続割合や内容で、家族や親族間にて裁判沙汰になるなど揉め事は避けたいと思うのが先に逝くものとしての心情です。

 

しかし一方で、相続に関する準備をしていることを察知した家族や親族が、将来の財産の取り分や内容について疑心暗鬼になることがあります。

 

これが原因でお互いに牽制し合うなど、不和が生じる可能性があります。

 

と言いましても、秘密裏に相続の準備を行えば良いというわけではありません。

 

円滑、円満な相続を行うには家族や親族の協力が必要なことも多々あるからです。

 

詐欺や悪徳商法に狙われることがある

終活は比較的高齢になってから始める方が多いのですが、高齢になれば自然と判断力や認知力が低下してくるものです。

 

また、終活をする中で自分の死や、今後の生活に関して心配事を抱え不安を感じる方もいます。

 

判断力や認知力が低下し不安を抱えている終活者は、詐欺や悪徳商法のターゲットになりやすいのです。

 

「お得にお墓を購入できる」

「お得に葬儀ができる」

などの謳い文句で高齢者を誘惑し、実際は多額の料金を請求してきます。

 

気になった時は、

「会社名 評判」

「会社名 口コミ」

などでちゃんと信頼できる会社かどうか調べてみましょう。

 

まとめ

終活をするメリット・デメリットについてお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 

何事にもメリット・デメリットがあり、受け止め方次第という考え方もありますが、終活に関してはメリットの方が大きいのではないでしょうか。

 

メリットが大きいからこそ、終活がこれだけのブームになっているとも考えられます

 

今回の記事をきっかけにして、終活に興味をお持ち頂ければ幸いです。

 

終活を始める年齢やきっかけはこちらにまとめています。

終活は何歳から始める?終活を始めるきっかけも紹介

 

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