時間にゆとりが生まれる老後は新たな趣味を見つける良い機会。
せっかくなら実益のある趣味を始めたいという方もいるのではないでしょうか。
楽しみながらお小遣い稼ぎができたら最高ですよね。
そこで、今回は老後の実益になる趣味をご紹介します。
目次
老後に始めたい実益のある趣味
野菜作り
老後を迎えてもまだまだ体力に余裕のある方におすすめなのが野菜作り。
自給自足として始めることができる野菜作りは毎食の食費を節約できますし、無農薬栽培に挑戦すれば、安全安心の野菜を毎日食べられるようになります。
もし野菜がたくさん採れるようになったら直売所で販売してみると良いでしょう。
直売所はJAや道の駅、スーパーの産地直送コーナーなどが挙げられますが、出荷量を気にせず出せるので、初心者の人にもハードルが低いです。
楽しく野菜を育てながら月に3~4万円程度稼げたら最高ですね。
陶芸
土の心地良さと伝統を味わうことができる陶芸も上手くいけば収益を生み出すことが可能。
自分で作った作品を売りたい場合は「ショップでの委託販売」「マーケットに出店」「ネット販売」「固定客の直接注文」などがあります。
自分が住んでる地域で開催されている陶器市や手作り市、フリーマーケットに出店して販売する方法です。
イベントによっては事前審査が行われるケースもありますが、比較的気軽に出店可能。
こちらも自分で集客する必要が無く、不特定多数の方に見て頂けます。
また、出店者同士の横の繋がりができる可能性も魅力の一つと言えるでしょう。
一方、テントなどを自分で準備しなければいけない場合もあり、店番も含めて一人で全ての業務をこなすのは大変です。
メリット
- 気軽に出店でき、自分で集客する必要がない
- 対面でコミュニケーションが取れ、出店者同士の繋がりができる可能性も
デメリット
- テントなどを自分で準備しなければならない場合も
最近はネットを使って個人で販売するのが主流になりつつあります。
「ラクマ」「minne」「メルカリ」「Creema」などが主な販売サイトとして挙げられ、購入時に手数料こそ発生するものの、登録料や利用料は一切かからないので、気軽に作品を売ることが可能。
また、SNSを駆使することで、作品に込めた思いや強みをダイレクトに伝えることもできます。
ただ、商品が売れた場合は自分で梱包する必要があり、手間がかかるのはデメリットです。
メリット
- 最も気軽に販売できる
- ブログやSNSを駆使することでよりアピールできる
デメリット
- ある程度発信力・影響力が無いと購入に繋がりにくい
- 器が割れないように梱包・配送に気を遣う必要がある
もしもお客さんと直接取引できるようになれば、委託料や手数料、場所代などがかからず、価格や納期も自分で決められるようになります。
自分の裁量で自由に取引できるのが強みですが、これを実現するためには知名度や人脈が必要。
このレベルまで来ると趣味の範疇を超えてきますね。
メリット
- 手数料などがかからない
- 自分の裁量で作品を作れる
デメリット
- 人気・人脈がないと客が増えにくい
また、人に教えられるレベルまで上達したら陶芸教室を開くのもおすすめです。
とはいえ、陶芸は窯やろくろなど初期費用が数十万円必要になるため、まずは陶芸体験などで陶芸の世界を味わってみた方が良いでしょう。
ハンドメイド
初期費用を少なく、もっと気軽にものづくりしたいという方はハンドメイドがおすすめです。
作ったものをお孫さんや友人へのプレゼントにしても良いですし、ネットで販売すれば小遣い稼ぎにもなります。
ネット販売する場合は主に「メルカリ」「ラクマ」などが主流です。
なお、様々な人気アイテムがあるハンドメイドですが、何を作るかは「自分が好きなもの」「作っていて楽しいもの」を基準にすると良いでしょう。
短い時間で作りやすく、初期費用がかからいため初心者におすすめのアイテムです。
キーホルダーはメインの飾りの部分に加え、キーホルダーパーツ、メタルパーツ、ペンチ類が必要。
メインとなる飾りの部分は「レジン」「レザークラフト」「ガラスビーズ」「天然石」「羊毛フェルト」など様々あるので、作っていて飽きがこないですし、組み合わせることでよりオリジナリティのあるキーホルダーに仕上がります。
- 販売価格:200円~2,000円
- 材料費:100円~500円
- 作業時間:10分~20分
ドライフラワーをハンドメイドする場合は「ハンギング法」が主流の作り方になります。
ハンギング法とは生け花を数本リボンなどで束ねて逆さまにし、風通しが良く日の当たらない場所で乾燥させる方法です。
乾燥するまでの時間は花の種類や季節によって異なり、1週間かからずに完成するものもあれば、2週間ほどかかる場合もあります。
ドライフラワーの良さは家にある花を利用できれば材料費がかからない点。
一方、3~4ヶ月で寿命がきてしまうので、売れ残った場合は余分なコストが生まれてしまうのがデメリットです。
- 販売価格:200円~5,000円
- 材料費:0円~2,000円
- 作業時間:30分 ※数週間乾燥させる必要あり
お家でペットを飼っている方はペット服に挑戦してみると良いでしょう。
ペット服は子供服よりも使う布が少ないにも関わらず、相場はあまり変わらないので利益が出やすいです。
また、家のペットで試着することで、デザイン性や機能性を確認できるので、安心して販売できます。
ただし、作業難易度は高めで初心者の方が作るには時間がかかるでしょう。
- 販売価格:1,000円~6,000円
- 材料費:500円~3,000円
- 作業時間:3時間
写真
自由な時間がある老後は夫婦や友人と外出する回数が多くなると思います。
そんな時にカメラがあると思い出として残すことが可能です。
あまり外出しないという方もカメラに興味を持つと自然に被写体を求めて外出するようになるので、健康増進効果も期待できます。
上達してきたら写真販売サイトで自分の写真を売ってみましょう。
写真販売は競合者が多く、低価格のため利益率は決して良くないですが、誰でも参入しやすいのが特徴的。
写真販売サイトはたくさんあるので、あなたが使いやすいサイトを使うと良いでしょう。
photoACはACワークス株式会社が運営しており、誰でも無料でダウンロード可能なサービスです。
会員数はおよそ700万人におよびます。
審査に合格するとサイト内に自分の撮影した画像をアップロードできるようになり、ダウンロードされるごとに換金可能なポイントを獲得。
1ポイント1円で1回のダウンロードでは3ポイント(3円)が付与され、5,000ポイント(5,000円)以上から換金可能です。
利益率は決して高いとは言い切れませんが、会員数が多いので人気が出てくれば、月に数万円の利益を出せるようになります。。
老後の小遣い稼ぎにはうってつけのサービスと言えるでしょう。
PIXTAはピクスタ株式会社が運営する有料のフォトサービス。
こちらのサイトはテレビ番組や企業の広告、パンフレットなどにも使用されており、国内での知名度はトップクラスを誇ります。
自分の画像が購入されるとクリエーターランクに応じた換金可能なクレジットを獲得できる仕組みです。
有料で購入される分、単価は高く売れた時の利益は出やすいですが、撮った写真を自由にアップロードできるわけではなく、審査を通過する必要があります。
多くの方に購入・ダウンロードしてもらうためには編集ソフトを使った修正技術も必要になってきますが、まずはカメラの上達が先決になります。
本の執筆
「若い頃に小説家を目指していた」「昔から本を読むのが好き」という方はこれを機会に本の執筆をしてみるのも良いでしょう。
執筆は言わばアウトプットする作業でもあるので、これまでの人生で得た経験や学びが大きく生かされるはずです。
近年はパソコンで入力するのが主流で、家やカフェなど好きな場所でどこでも執筆作業ができます。
さらに昔は出版社に原稿を持ち込んで企画会議を通過する必要がありましたが、AmazonのKindleなど電子書籍のプラットフォームを利用すれば、誰でも無料で書籍を出版できる時代になりました。
電子書籍で販売する場合は表紙や目次、奥付なども自分で制作する必要がありますが、難易度はそこまで高くありません。
本の印税もAmazonのKindleダイレクト・パブリッシングでは35%~70%と比較的高めで、売れればそれなりの収入になります。
そば打ち
シニア世代に人気のそば打ちも実益性のある趣味の一つ。
そばを作る工程は至ってシンプルですが、ちょっとした力加減や水加減で味が変わるため、非常に奥深さがあり、それこそがそば打ちの魅力と言えるでしょう。
もちろん開業には多額の費用がかかるので、かなりの覚悟と努力が必要になります。
何度かそば打ちの体験教室に通って見識を深め、家族や友人に振るまってみましょう。
「おいしい」と言ってもらえることで、より上達しようと思いますし、開業に興味を持つきっかけになるかもしれまん。
節約という点で実益になる趣味も
これまでは実際に収益が発生する可能性がある趣味を紹介しましたが、節約という観点で実益になる趣味もあります。
趣味にお金がかからない分、毎日の生活で使えるお金が増えれば、精神的にも楽な気持ちになるでしょう。
散歩、ジョギング、読書(図書館利用)、サイクリング、将棋、囲碁、筋トレ、釣り、瞑想、ヨガ
まとめ
今回は老後の実益になる趣味を紹介しました。
趣味を実益にする場合に注意したいのが、利益ばかりを追い求めすぎないということです。
あくまで趣味は心身をリフレッシュさせるためにあるものであり、お金のことばかりで頭がいっぱいになると、本末転倒になる恐れがあります。
もちろんお金を稼ぐことにやりがいを感じるのであれば良いですが、あくまで趣味の延長でお小遣いを稼いでいるという感覚が大事でしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
専門店や雑貨店、カフェなどに置いてもらい販売する方法です。
集客しなくてもそのお店に来る多数の人に作品を見てもらえますし、お店の人が代わりに販売してくれるので接客する必要もありません。
割れ物のため難しい梱包もしなくて済むのがメリット。
一方で、お店側の要望に応える必要があり、自分の希望する価格で販売できない、また委託手数料として売り上げの一部はお店に入ります。
お店によっては納品数に苦労する可能性もあり、そうなると趣味としてやるのは難しくなるかもしれません。
メリット
デメリット